高校3年生時代⑩-夏休みと、休み明け

当時はウェブリングというものが盛んでした。たとえば「自律神経失調症ウェブリング」は、自律神経失調症に悩む人が作ったホームページ同士を繋ぎ、たどり着きやすくしていました。いろんな方のホームページを見ているうち、自分も作ってみたくなったのでしょう。同時に「midiファイル(音楽ファイル)」を作って配布するホームページも数多くあり、自分のホームページに音楽を流すということも多くの人が好んでいました。

私のホームページは、自作のmidiファイルを配布しつつ、病状や日記を書いたり、掲示板では訪れた人が心の病の悩みを自由に書き込めるようにしていました。

機会があれば…へたくそな音楽ですが、ここにアップするかもしれません。

夏休みが終わる時期というのは、学生のほとんどが憂鬱であろうと思います。この時期は子供の自殺が増えるため、政府も自殺防止の取り組みを行っているくらいです。

私もこの年は夏休みが終わるのがひどく憂鬱でした。なんとか学校へはたどり着いたものの、いつもなら楽しい友達との会話すらも怖く、クラスメイトが奇異の目でこちらを見ているような気がして(もちろん気のせいです、おそらく)教室にいられなくなってしまったのです。

だからといって家にいれば楽だったのかといえばそうではなく、両親の目も祖母の目も怖くて…もはや安心できる場所がありませんでした。本当に、保健室くらい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました