祖母の認知症は、「健忘」「強迫観念」「被害妄想」このあたりが強く出ていたように思います。
祖母は昔から家事の一部を買って出て、家族のために頑張ってくれていた人でしたが、認知症が出始めてからというもの、その家事に間違いが多く出るようになってしまいました。ですので、家族は祖母に「もう何もしなくていい、ゆっくりしながら、そこにいてくれるだけでいい」と何度も言い聞かせたのです。しかし祖母にその言葉は届かず、「何かしなければならない」という思いからか、常に何かしたがって…そうしてやってしまった「間違いだらけの家事」に、家族はだんだん苛々を募らせるようになっていきました。
本当はわかっていたはずなのです。祖母は悪くないと。認知症という病が悪いのだと。しかし、仕事でストレスをためて帰ってくる両親は、祖母を気遣う余裕をどんどんなくしていきました。私の病も、同じことだったかもしれません。
「ひろみちゃん」は、小中学校で同級生だった友達です。この時期の私には本当に彼女の存在が救いでした。
そして、「弟」。5歳下だったのでこの頃はまだ小学生でした。…小学生か(しみじみ)。小さかったですね。今はもう立派な大人です。私同様、ちょっと癖のある人物です(笑)。
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