高校2年生時代⑦-テストの朝

体調がおかしくても学校へ通っていたのは、そうしたかった、というよりは「親が許さないから」というのが大きかったです。もちろん、熱がでるような風邪であれば休むことを勧められますが、そうでもない限りは行かないと叱られます。数年後に母本人が「子供は学校を休んだら罪悪感を感じるように教育しないとダメ、私はそうしてきた」と胸を張って言っていました。母のこういう教育方針には、賛否両論ありそうです。

この頃の私の状態を、母は病気としては認めておりませんでしたから、休みたいと言ったところで了承しなかったでしょう。それがわかっていたから、私も学校へ向かうほかなかったのです。

私にとって幸運だったことは、当時通っていた高校が、生徒が抱えやすいトラブルに柔軟に対応してくれる場所だったことです。保健室の先生が話を聞いてほかの先生や家庭に働きかけてくれたり、教室に入れない状態でも別室でテストをうけさせてくれたり。ほかにも、とってくれた対応について今後描いていきます。

高校までもが両親のような対応だったら、私は今ここに生きていなかったかもしれません。

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