高校2年生時代⑪-進級

この頃、家にいても、弟と一緒に過ごす以外にいいことはありませんでした。

祖母は被害妄想から家族に食って掛かります。それが病気によるものだということは頭では理解しているのですが、ほかでもない祖母の口から出てくるひどい言葉は、やはり心を削ります。筋の通らない主張は怒りを煽られ、平常心でいることは困難でした。

束の間のやすらぎを外に求めても漫画の通りで、なんというか、心から落ち着けるところがない…という気持ちでした。結局最後は家に帰らなければなりませんしね。

ここから高校3年生時代に突入です。今思い出しても暗い一年でした。

こうして日記を読み返しながら漫画にまとめるのは、やはり時に苦痛も伴います。日記を読めば、当時の自分の感情がダイレクトに伝わってくるからです。それでも、掘り起こしてこうして漫画にして、どなたかの目に留めてもらえれば、当時の私の心も救われるような気がするのです。

さらに、願うなら…今、当時の私のような苦痛を味わっている子がいたら…何かのヒントにしていただければ、それ以上のことはありません。果たしてヒントになるようなことがあるかと言われたら…うーん…なのですが;

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